歯周病は放置すると様々なリスクが高まると言われていますが、具体的にあげると心臓疾患や脳血管疾患や糖尿病など、全身の健康に歯周病が深く影響していることがわかっています。
そんな危険な歯周病を防ぐために何が必要であるか、しっかりと理解することが大切です。
まず一番の基本となるのが規則正しい生活ですが、自分の歯肉が今現在どのような状態であるかを把握しておくことも、歯周病を防ぐためには重要です。
健康的な歯肉とは、淡いピンク色をしており、歯と歯の間に見らえる歯肉の形は綺麗な三角形をしているのが特徴です。
またプラークの有無を歯と歯肉の境目や歯と歯の間をチェックします。
間違ったブラッシングはリスクを高める可能性があるため、今一度正しいブラッシング理解し、正しい歯磨きを実践することが、予防対策には必須といえます。
こまめに自分が通院するかかりつけ歯科で、定期検診をするのも効果的です。
問題があればすぐに予防処置を受けられる体制があれば、予防効果が高まります。
歯周病には基本治療と外科治療の2つの治療法が柱となります。
基本治療においては、歯垢や歯石を取り除く、動いている歯の噛み合わせの調整を行うなどを行います。
歯周病の場合、歯垢に細菌が増えて炎症を起こすため、しっかりと歯垢を取り除かないと根本的に解決しません。
正しい歯磨きが重要となるので、歯磨き指導を受け丁寧に行うことが大切になります。
外科治療では歯周病がある程度進行した場合に検討されます。
歯と歯肉の隙間が深くなってしまった場合、歯石をとったとしてもすぐに菌がたまってしまうからです。
そのためこのすきまを除去しなくてはなりません。
外科治療ではフラップ手術が行われています。
このフラップ治療は歯肉を切開し、歯根や歯槽骨を見える状態にしてから歯根の表面をきれいにしていく方法です。
その際炎症で破壊されてしまった歯肉なども取り除きますが、手術自体は1時間程度で終わるものであり、比較的行われている方法でもあります。