いろいろな病気の起因となる歯周病は、細菌の感染によって発症する病気です。
症状が徐々に進行していくために自覚しにくく、発見が遅れます。
セルフチェックで該当する項目が1つでも当てはまれば注意が必要です。
例えば口臭が気になるようになったり、起床時にねばねばした感覚がしたり、ブラッシング後に血が出ていることに気がつくようなことです。
歯茎に出る歯周病の症状は、赤く腫れたり、歯が長くなったように感じるぐらい歯肉が下がっている、血や膿が出るなどです。
歯でも浮いた感じがしたり、ぐらぐらしたり、歯間に物が詰まりやすくなるなどで気がつくことができます。
この中で4つ以上気になるようなら、進行しているのですぐに歯医者に行きましょう。
違和感や不快感から始まるので、あまり重要視しませんが、1個でもあてはまるようなら早期に治療をした方が良いので、十分注意が必要と言えます。
痛みを感じることが少ないので軽視してしまいそうですが、全身に影響する病気なので早めに治すようにした方が良いでしょう。
歯周病は知らない間に進行している歯の疾患であり、気が付いた時には歯茎から出血するなど症状が悪化してしまっていることが多いです。
歯周病の原因は、主に歯磨きと生活習慣に関係があり、歯磨きをしっかりと行わない、砂糖を過剰に摂取し、歯垢がたまりやすくなっていることがあげられます。
口の中には700種類ほどの細菌がいますが、通常であると何もせず歯に対して悪いことはしません。
ですが甘いものを食べすぎたり歯磨きを行ったりすると歯と歯茎の間に歯垢ができ、その歯垢に細菌が増殖し炎症を起こしてしまいます。
歯垢1mgの中には10億個以上の細菌がいると言われており、歯周病の大きな原因です。
このほか義歯があっていない、常習的に喫煙をしている、ストレスを抱えている、糖尿病など全身の病気がある場合も歯周病のリスクが高くなります。
初期では痛みはほとんどないため、口臭がある、歯茎がかゆい、歯と歯に隙間ができたなどの場合は受診することが大切です。